目次
anを使うのはどんな時?
aとanの使い分けは、続く文字が母音字(a,i,u,e,o)かどうかで決まると思っている(覚えている)人が多いかと思います。
厳密には、aとanの使い分けは、文字として母音(これを母音字と言います)なのか子音なのかではなく、音として母音なのか子音なのかで決まります。
大抵の場合、母音字と母音が一致するので問題ありませんが、いくつか例があるので注意が必要です。
文字は母音、音は子音
以下は、文字としては母音ですが、音としては子音となる例です。
- union …母音字(u)で始まりますが、音は[ju]から始まります。
- unique…上と同様です。
ですから、表記は以下のようになります。
- a union
- a unique method
文字は子音、音は母音
逆に、文字としては子音ですが、音としては母音となる例もあります。
- X-Ray
- hour
これらの表記は以下のようになります。
- an X-ray
- an hour
話すときは母音の前のaの後ろには自然とnが入ってしまうものですが、必ず入れなくてはいけないという文法上のルールではないので、表記のaとanもネイティブでさえも間違えることもあるそうですから、それほど神経質になる必要はないのかもしれません。