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動名詞

動名詞とは?

動名詞とは、動詞の後ろに「ing」を付けたもの、つまり「動詞のing形」で、動詞を名詞化する働きがあります。例えば、「eat」に「ing」を付けて「eating」とすることで、「食べる(動詞)」が「食べること(名詞)」となります。

なお、進行形でも同じく「be動詞 + 動詞のing形」を使いますが、こちらは「動名詞」とは呼ばずに「現在分詞」と呼びます。呼び方が違いますが形は全く同じです。

学習者のボヤキ:TO不定詞は、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法があるというように習うのに、ING形については名詞的用法を「動名詞」とよび、形容詞的用法、副詞的用法を「現在分詞」とわざわざ用語を変えるのでしょうね。

進行形と動名詞が補語として使われるときは、見た目はどちらも同じ形となりますが、どちらの意味で使われているかは明確なので混乱することはまれでしょう。

  • Her hobby is watching TV.
  • She is watching TV.

動名詞の作り方

ほとんどの場合は、単純に動詞に「ing」を付けるだけです。綴りによっては最後の文字が変化するものがあります。

  • 最後の子音を2つ重ねる

動名詞の働き

動名詞は名詞ですから、基本的には名詞が使えるところではどこでも使えます。

  • 主語(S)として
  • 動詞の目的語(O)として、前置詞の目的語(O)として
  • 補語(C)として

動名詞とTO不定詞の使い分け

動詞の目的語に動名詞を取るか、TO不定詞を取るかは動詞によって決まっています。次の4パターンがあります。

  • 動名詞、TO不定詞のどちらでも意味が同じ(あるいは厳密には少しニュアンスに違いがあるが、ほとんど同じ)
  • 動名詞しか取らない
  • TO不定詞しか取らない
  • 動名詞とTO不定詞で意味が異なる。

☞ 動名詞とTO不定詞の使い分け

動名詞の意味上の主語

動名詞の主語と主文の主語が異なるケースでは、動名詞の主語を明示的に示したいことがあります。その場合、原則として動名詞の前に動作主の所有格を付けます。これを「意味上の主語」と呼びます。

ただ、動名詞が目的語の場合、その動名詞に付ける意味上の主語に目的格を使うケースが増えているようです。(ネイティブでさえも)

なお、動名詞の主語と主文の主語が異なっていても、明らかに分かるケースでは省略されます。

  • Thank you for helping me. ◎
  • Thank you for your helping me. ×「helping」の前に「your」を付けると不自然です。

逆に、名詞の「help」を使うケースでは「your」を付けるのが自然です。

  • Thank you for your help. ◎

動名詞の否定・受動態・完了形

  • Ving → not Ving :動名詞の前に「not」を付ける
  • am/are/is Ved → Being Ved :be動詞を「Being」に変える
  • Have/has Ved → Having Ved :Have(has)を「Having」に変える

参考

前置詞の目的語としてよく使われるフレーズ

  • be interested in Ving
  • be fond of Ving
  • be afraid of Ving
  • be good at Ving
  • be poor[bad] at Ving
  • Thank you for Ving

 

 

 

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